レトルト介護食生活「舌でつぶせる」美味しかったおすすめ商品【介護福祉士の体験教室】

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こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。

親知らず抜歯後のレトルト介護食生活レポート第二弾。

ちょっとだけなら咀嚼ができるようになってきた頃にお世話になった「舌でつぶせる」タイプのレトルト介護食をご紹介。

「舌でつぶせる」タイプはバリエーション豊富で、そのまま食べられるカップタイプのものや、あの有名牛丼チェーンの介護食まで驚きの商品も登場します。

どれも近くのスーパーや薬局で手に入れたものです。

わたしと同じように抜歯や手術後で食べやすい食事を探しているという人、これから介護食が必要なんだけどどれが美味しいんだろう?という人の参考になれば幸いです。



「かまなくてよい」区分の美味しかったものはこちらで紹介しています↓
「かまなくてよい」レトルト介護食1週間 美味しかったおすすめ商品



この記事を読んでわかること

・「舌でつぶせる」区分のレトルト介護食のバリエーション
・スーパー、薬局で買えるレトルト介護食の美味しかったもの

やわらかごはんメーカー別の特徴

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ユニバーサルデザインフード(UDF)とは

スーパーに並ぶ商品をよく見てみると、UFDという下のようなマークが付いたものがそこここにあります。

今回紹介するレトルト介護食はもちろん、骨取り済みの焼き魚などに付いていることも。

ユニバーサルデザインフード(UDF)とは日本介護食品協議会により制定された「年齢や障害のあるなしに関わらず、できるだけ多くの人が利用できるよう考えられた、みんなにやさしい食品」のこと。

UDFは食品のかたさや飲み込む力などに応じて4段階に区分されています。

区分について詳しくは、キューピーのHPにわかりやすい解説が載っています
キューピーやさしい献立UDFとは



今回は、右側から2番目の「舌でつぶせる」区分のレトルト食品を紹介します。


「かまなくてよい」区分(参考:日本介護食品協議会)

長く咀嚼したり、口を大きく開けると痛みが出る状態で実食

親知らず抜歯後、1週間が過ぎてようやく短い時間なら咀嚼しても耐えられるくらいの痛みになった頃にお世話になったのが「舌でつぶせる」レトルト介護食です。

この頃は咀嚼時間が長くなると口の左下にどん痛が出てくるという状態。

舌を大きく動かしたり、左側に食べ物が広がると痛みがあるので右側を少しづつ使って食事をしていました。

大きく口を開けるのも痛みが強いので、普通食や一口大ではなくごく小さく刻んでいるものを食べて過ごしました。

「舌でつぶせる」おすすめ商品

①ブレずに美味しいごはんもの

大手キューピーとアサヒ、どちらもブレずに美味しいのが雑炊や丼風のごはんもの。

「舌でつぶせる」区分のごはんものは、キューピーでは量が少な目の100g入りと普通量の150g入りが、アサヒでは100g入りが用意されています。

食べるのが難しい状態だと、普通量を食べきれない場合も多いので少量パックはありがたい。

アサヒのパッケージで見るとよくわかるように、主食の栄養だけでなく野菜や卵などの栄養も一緒に摂れるのも良いところ。
パッケージの見方についてはこちらで解説

ふかひれ…はあまり食べたことがないからふかひれの味がするかは不明ですが!
出汁が効いていて、かなりしっかりした味付け。

普通のレトルト雑炊よりよほど美味しかったです。おすすめです。


具材もかなり小さく刻まれていて、ごはんもやわらかく作られています。

普通のレトルト雑炊やおかゆと違う点は、どれもとろみがついているところ。
口の中でまとまってくれるので喉の奥まで送りやすい形状です。

ごはんものは各社種類が多く展開されていて選ぶ楽しみも◎

こちらは「かつお節のだし使用」と強調されている通り、かつおだしがしっかり効いている味でした。
(わたしはかつおだしがちょっと苦手なのでこちらはあまり口に合いませんでしたが…)

②ちょっと変わった季節のおかず

さすがキューピー。
うなぎまである。

大好きだけど普段お高くて食べられないので、真っ先に飛びついた商品。

う…うなたま…かどうかと言われると、噛んでいるときに遠くにうなぎの姿が見え隠れするようなしないような…という感じでしたが、ちょっとリッチな気持ちに。

食事の楽しみとかわくわく感って大事だと思うのです。

土曜の丑の日に家族と一緒にうなぎを楽しめると嬉しいかも。

変わり種以外にも、肉じゃがやかぼちゃの含め煮などお馴染みのおかずが80gの少量パックで用意されています。※豚汁は100g

個人的には煮物などのおかずはちょっとレトルト感というか、少し本来の料理の味からは離れているかなという印象です。

それでも食べられないときにいつものおかずが食べられるのは本当に嬉しいことでした。
食べやすい形状を追求しながらここまでのクオリティを出してくれるのはありがたい!

「かまなくてよい」区分同様、かぼちゃや芋などのおかずは素材の味がそのまま再現されているので、献立に織り交ぜながら活用すると良いかなと思いました。

③吉野家の牛丼…!

なんと、あの吉野家の牛丼がユニバーサルデザインフードに!!

キューピーやアサヒに比べるとけっこうなお高いお値段ではありましたが、選べる食事のレパートリーが少ないときだからこそ美味しいものが食べたくて購入。

やわらかごはんにかけて、やわらか牛丼の完成。

療養中に牛丼が食べられるなんて嬉しい~!


お店で食べる吉野家の味…とはけっこう違うような気がしましたが、よくあるレトルト牛丼よりも肉がたっぷり入っている気がしました。

ちなみに吉野家の牛丼は舌でつぶせる「きざみ」歯ぐきでつぶせる「やわらか」2種類が展開されています

④洋食も美味しい!容器いらずのカップタイプ

抜歯から1週間ペースト状の優しい和食ばかりの味に飽きてきて、ちょっとガツンとくるものが食べたくなってきた頃…

「ゼリー状のナポリタン誰か作ってくれーっ!!」

って思っていたら…

皿がいらないカップシリーズに、ナポリタンがありました~!

さすがにゼリー状ではないけど、「舌でつぶせる」区分にこれがあるのは本当に嬉しい。


「舌でつぶせる」区分にだけ用意されているキューピーのカップシリーズは、容器ごと電子レンジで加熱できて、そのまま食べることができるという画期的アイテム!

便利なだけでなくて、オムライスやチャーハンなどのレトルトでは実現が難しそうな洋風メニューが揃っています。

待ちに待ったナポリタン。
チンしてかき混ぜると、ナポリタンソースの良い香りが…!

ナポリタンはもともと太いパスタで柔らかく茹でてあることが多いので、違和感なく、というかナポリタン以外のなにものでもないくらいの完璧な仕上がりです。

介護食ここまで来たか、という濃厚な美味しさ。
もはやレトルト感は皆無です。



麺類は細長いし、すべるし、ソースや汁など形状の異なるものが色々混ざっていて食べるのが難しい、介護の仕事中にも注意が必要な食品。

このナポリタンは1本1本が短く、太めに作られていて、食べやすいだけでなく、スプーンでもすくいやすい形状になっています。

また、ピーマンや人参などの食材は小さく刻まれていて、とろみのついたソースにうまくからまりまとまりやすい工夫がされていました。



カレーライスも、正真正銘のカレーライスです。
ほんのちょっと柔らかくて食べやすいだけ。

お弁当に持ち歩いてもいいくらい。

スパイスも効いたしっかりした味付け。
温めると良い香りが漂います。

ナポリタンにしてもカレーにしても、油分が多く洗い物が面倒くさいメニュー。

こういうものを使い捨てできるカップシリーズに選んでいるという点もさすがのキューピーという感じです。

応用レシピ

キューピーのやさしい献立公式HPには、各レトルト食品の応用レシピが掲載されています。

例えば、今回ご紹介した「うなたま」なら、応用レシピとして「絹こし豆腐のうなたまあんかけ」が紹介されています。

応用レシピはどれもすごく簡単な手順で作れて、調理のポイントや食べる時の注意点も記載されているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
キューピーやさしい献立「舌でつぶせる」公式HP

「舌でつぶせる」やわらかごはん比較

「舌でつぶせる」やわらかごはん。
白ごはんは美味しいものが食べたい!!

ということでメーカーごとに食べ比べしてみました。

並べて食べるといろいろな違いがありましたので、こちらもぜひ参考に!
レトルト介護食キューピー・アサヒ・亀田製菓の白ごはんを食べ比べ

パッケージを知るともっと選びやすい

ユニバーサルデザインフードのパッケージには、商品選びに役立つ工夫が盛り込まれています。

キューピー、アサヒ、マルハニチロの三社のパッケージを比較して、紹介していますのでこちらも合わせて参考にしてみてくださいね。
レトルト介護食 キューピー・アサヒ・マルハニチロのパッケージ比較

宅配してくれる介護食もある

今回ご紹介した手軽なレトルト介護食以外にも、調理不要ですぐに食べられる宅配食を利用するという方法もあります。

宅配食は常温で毎食ごとに届けてくれるものから、冷凍でまとめて何食か分を届けてくれるというものも。

高齢者向けの食事を提供してくれるところや、塩分やタンパク質などの制限食に対応してくれるところも、最近は実に多くの会社の中から選べるようになっています。

ライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。


こちら↓の記事で宅配食の比較紹介をしています。

松本市で利用できるものを取り上げていますが、冷凍の宅配食は全国に配達可能なところがほとんどですので合わせて参考にしてみてください。

さいごに

レトルト介護食で生活してみてわかったことは、基本的に普通のレトルト食品と同じくらい美味しいということ。

また、介護食、というと減塩でぼんやりした味…かと思いきや、どれもしっかり味が付いています。

一般的なレトルト食品より美味しいものもたくさんあって、「ああこれならおばあちゃんになっても美味しいものが食べられるから嬉しいなあ~」って思いました。

成分表示も詳しく載っていたりするので、手作りの食事とあわせて健康管理に役立てることもできますし、これまで「まずそう」と思っていた人も一度試してみたらどうかなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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