こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。
先日親知らずの抜歯をきっかけに、いろいろな種類のレトルト介護食(ユニバーサルデザインフード)を食べてみました。
どれも普通のレトルト食品と変わらない味付けで、食べやすい工夫がふんだんに盛り込まれていて、びっくり!レトルト介護食って今すごく美味しいんです!
…なんてすっかり興奮していたけど、大事なことを思い出しました。
やはり日本人としては、白ごはんは美味しくなくっちゃいけない。
シンプルな白ごはんだからこそ、メーカーごとの違いがよくわかるのでは?
というわけで、今回はレトルト介護食のやわらか「白ごはん」の食べ比べの様子をお届けします。
今回の比較には「舌でつぶせる」区分の白ごはんを使用。
近所のスーパーで入手できた、キューピー・アサヒ・亀田製菓の3社です。
この記事を読んでわかること
・キューピー、アサヒ、亀田製菓の「舌でつぶせる」やわらかごはんの違い
・介護食やわらかごはんと一般のレトルトおかゆとの違い

普通のレトルトおかゆとの違い
このやわらか白ごはん、一般的なレトルトおかゆじゃダメなのかな?
と思う人もいると思います。
今回比較に使用したやわらか白ごはんは、誰でも食べやすいようにと作られた「ユニバーサルデザインフード」の目印が付いた商品。
→ユニバーサルデザインフードについてはこちらで解説
ユニバーサルデザインフードの白ごはんの特徴は、やわらかいごはんでも水分が分離しにくくまとまりやすくなっているところ。
普通に作ったおかゆやレトルトのおかゆは、冷めて時間が経つとごはんと水分が分離してしまうことがあります。
固形物であるごはんとさらさらした水分という2種類の形状のものが口の中に入ると、喉の奥に送り込むのに複雑な動きが必要になって食べるのが難しくなります。
また、器官に入って誤嚥性肺炎の原因になることもあります。
一般的なレトルトおかゆが「精米」と水だけで作られている場合が多いのに対して、これらユニバーサルデザインフードのごはんにはとろみをつける材料を使うことで食べやすく作られています。
例えば高齢の人に白ごはんを食べてもらう場合。
ご家族がそばで介助できる場合は家で作ったおかゆを、作り置きをひとりで食べてもらう場合はユニバーサルデザインフードの白ごはんを選ぶ、という風に使いわけるのも良いと思います。
白ごはん食べ比べ
いちばん手に入りやすいキューピー、アサヒ、の白ごはん。
それから煎餅で有名な亀田製菓!?の白ごはんもあったのでこれも一緒に比較しました。
よく考えたら煎餅もお米で作られているわけだから、期待できるかも。


並べてみるとこんな感じ↓

写真でもわかるでしょうか。
アサヒとキューピーがややベージュっぽい色なのに比べて、ごはんが真っ白で美しいのが亀田製菓です。
亀田製菓の商品名は「おかゆ」となっていますが、見た目ではキューピーがいちばん水分量が多そうに見えますね。
3つ並べて食べ比べてみました。

味は、キューピーと亀田製菓はこれといって特徴のないシンプルな味。
クセがなく、レトルト独特の臭みもありません。
それに対してアサヒはわずかにうまみのようなものが感じられて、ごはんだけでもすすむ味。わたしは美味しいと思いましたが、好き嫌いが分かれるかもしれません。
こちらも臭いなどは感じませんでした。
見た目の通り、いちばん柔らかかったのはキューピーの商品。おかゆに近い食感ですが、水分が分離して食べにくいようなことはありませんでした。
亀田製菓はややとろっとしたような食感。
アサヒがいちばんしっかりした米の食感が残っていました。
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自分でいろいろな商品を食べてみるのは難しいもの。
今回わたしは幸運にもレトルト介護食を食べまくれる(レトルト介護食しか食べられない…)機会に恵まれましたので、あくまで個人的な感想ではありますが、必要とされている皆さんの参考になれば幸いです。
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