レビー小体型認知症と幻視をイラストと日記で理解する本「麒麟模様の馬を見た 目覚めは瞬間の幻視から」著者:当事者 三橋昭

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こんにちは。
オチャノマ文具店のChocoです。

認知症の代表的な種類のひとつである「レビー小体型認知症」について知りたい、「幻視」って実際にはどういう風に見えたり感じたりするものなんだろう?

そんな人におすすめの「麒麟模様の馬を見た 目覚めは瞬間の幻視から」という本を紹介します。


ライトな読み心地でありながら、最後まで読むと気付けば「レビー小体型認知症」と代表的な症状である「幻視」についての理解が深まっている、そんな本です。

ここでは、この本のおすすめポイントを4つにわけてさらっと解説します。

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筆者:Choco(ちょこ)
訪問介護歴10年以上。
長野県松本市へ移住して7年。
5年間を浅間温泉のシェアハウスで過ごした後、結婚。
自営業×訪問介護というライフスタイルで、まったり田舎生活を満喫。

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麒麟模様の馬を見た 目覚めは瞬間の幻視から

「麒麟模様の馬を見た 目覚めは瞬間の幻視から」
著者:(当事者)三橋昭 
監修者:(昭和大学脳神経内科 教授)小野賢二郎
出版社:メディア・ケアプラス

①当事者が著者

この本の著者である三橋昭さんは、レビー小体型認知症の当事者です。

「図書館の館長として働くこと14年目」という経験や素質があり、体験したことを冷静に受け止め、わかりやすく記録されています。

三橋さん目線で、日記を読むように進行していきますから堅苦しさは全くありません。

例えば歯医者の待ち時間に少しづつ読み進める、という風な読み方でもOK。

②記録を通して認知症を体験できる

本編はある日突然飼い猫の幻視を見た日から、本書の出版に至るまでの記録です。

初めての受診、検査、幻視を再現するイラストへの挑戦、症状の進行、カミングアウト…などなど、読者は記録を通してレビー小体型認知症とともにある生活や思いを体験することができます。

③幻視をイラストと日記で体験できる

この本の面白いところは、スケッチを通して幻視を「見る」ことができるところ。

著者である三橋さんは、毎日の幻視をスケッチと日記に残しており、それらがたっぷり掲載されています。

幻視に対する冷静で、時にユーモアも交えた考察が読者の興味を引きます。
そして絵の上手さに驚きます。

④プチコラムでわかりやすい解説

専門用語については、本編の間に挟まる形のプチコラムでわかりやすく解説してくれます。

本編を読む中で、例えば「ん?幻視と幻覚ってどう違うんだろう?」って思うと、次のプチコラムでちゃんとそこについて説明してくれます。

全然堅苦しくも、難しくもないのに、体験談と知識、という両面からレビー小体型認知症を知ることができます。

理解、早期発見の一助に

この本を読むことが誰かの認知症の早期発見に役立てば、という思いがこの本の出版の最初の一歩になっています。

文章と絵のセンス、当事者である三橋さんに両方が備わっていたからこそ出来上がった貴重な本。


幻視ってどんな感じだろう?

そんな興味からでも、この本を手に取ってみてください。
きっと面白い体験ができると思います。

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