こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。
先日ご紹介したレトルト介護食。
介護食に限らず、ユニバーサルデザインフード(UDF)として多くの人が食べやすく作られているこれらの商品は、パッケージもわかりやすく作られているのが特徴です。
見比べて見ると、メーカーごとにいろいろな工夫がされていることがわかります。
今回はさらっと、そんなパッケージを比較してみましょうというコーナーです。
パッケージを活用して、商品選びに役立てましょう♪


キューピー やさしい献立
レトルト介護食の大手キューピー。
表側には料理のイメージ画像とユニバーサルデザインフードの区分、内容量が記載されています。
裏面上部には特に気になる成分が大きく記載されているので、食事に塩分制限がある方なども一目で選びやすいようになっているのが特徴です。
成分表示は食物繊維やカルシウムまで記載されています。

アサヒ バランス献立
アサヒのバランス献立シリーズの特筆すべき点は、色別の食材表示が記載されていることです。
赤の食材は肉・魚など
緑の食材は野菜など
黄の食材はごはんなど

表面に記載されているこの色別食材表示を使って、バランスの良い献立を簡単に立てることができます。
購入する際にも、赤をいくつ、緑をいくつ…というように色ごとにストックしておけるので便利。
表面には主な成分の表示も。
裏面の詳しい成分表示にはビタミンの記載もあります。

マルハニチロ おいしさ満天食堂
マルハニチロのパッケージは上のふたつに比べてシンプルです。
裏面の成分表示もカルシウムやビタミンまでの記載はありません。
表面も写真は小さく、可愛いタッチのイラストが大部分を占めていて、商品ごとになぜかおやじギャグみたいなのが書かれているのがほっこりします。
どうでもいいような気もしますが、実際に商品を選ぶときにいちばん楽しかったのはこちらでした。
購入したくなるパッケージに必要なのは、実用性だけじゃないんだなと勉強になった例です。

ユニバーサルデザインフードとは
冒頭でちらりと登場したユニバーサルデザインフード(UDF)について知りたい方はこちらの記事で解説しています↓
さいごに
親知らず抜歯で普通食が全く食べられなかったおかげで、充実したレトルト介護食研究ができました。
普段訪問介護の現場で利用者さんに提供する機会の多いレトルト介護食ですが、自分で食べたこともないのにどの口で「召し上がってみませんか」なんて言うんだろうかと常々思っていたのです。
けれども、元気な状態でとっかえひっかえレトルト介護食を食べ続ける根性もなく…
本当に今回は良い機会になりました。
これからは自信を持って「これは美味しいですよ!ぜひ召し上がってみてくださいな」っておすすめできます。
まあ好き好きもありますけれどもね。
皆さんにも同じことをやれとは申しません。
この経験が、少しでも多くの介護食を必要としている人、介護従事者の人の役に立てば幸いです。
コメント