利用者さんから理不尽な言葉を受けたときの対処法

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2023/5/3


こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。


今のライフスタイルに変わってから、介護という仕事にゆっくり向き合う時間が増えました。

オチャノマ文具店(自営業)と訪問介護のパート勤務という、掛け持ち状態が忙しそうに見えるかもしれません。

けれども実際には、自分でコントロールできる仕事の割合が増えて、体調や気分に合わせてメリハリのある仕事ができるし、ゆっくりやりたいことをする時間を作ることができるようになりました。


そんな中で最近、介護の仕事をするうえで、大きく変わったことがあります。
それが、利用者さんから理不尽な強い言葉を受けたときの対処方法です。

同じやり方が全ての人に合うとは思いませんが、ひとつの方法としてシェアしたいと思います。

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筆者:ちょこ
介護歴10年以上。

長野県松本市へ移住して7年。
5年間を浅間温泉のシェアハウスで過ごした後、現地で嫁入り。
自営業×訪問介護というライフスタイルを選び、まったり田舎生活を満喫。

介護の仕事 利用者から理不尽な言葉を受けた時の対処法
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介護士が強い言葉を受ける時

「帰れ!」「あなたなんか嫌い」「触るな!」「こんな仕事をして、よほどお金をもらっているんでしょうね」などなど…

介護の仕事の中では、色んな場面で、色んな言葉を受け取ることがあります。

認知症が原因であったり、難聴などで意思疎通が難しかったり、その言葉の裏には利用者さん本人にもどうすることもできない背景があることがほとんどで、介護士はそれがよくわかっているので決して言い返したりその場で怒ったりするということはありません。

仕事だから、ときっぱり割り切って気にしないでいられるのがいちばんなんですが、自分の体が弱っているときに、強い言葉がぐっと刺さってしまうこともあります。


刺さってしまった言葉を引き抜く為に、上司や同僚に気持ちを吐き出す、家族に愚痴をもらす、時にはそういう方法も良いと思います。

でも毎回だと、どうだろう。

自分はすっきりするかもしれないけれど、聞いた相手は不快な気持ちになるかもしれない。

誰も悪くないんだから、責める先もない。

仕事だから、仕方ないから、自分が飲み込んで我慢しよう。


そうやって、小さなことをどんどん溜め込んで、心を病むところまで追い詰めらた介護士をたくさん見てきました。


難しい問題です。

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強い言葉を受けた時の消化方法

そんなときに、最近わたしが実践している方法を紹介します。

利用者さんから理不尽な強い言葉を受けたとき、こういう風に考えるようにしてみました。

将来この人と同じ状況になったときに、自分だったらどんな対応をして欲しいだろう



例えば認知症で、なぜ他人に下着を脱がされているのか皆目見当も付かない。
わからないから、相手に対して「やめろ!早く帰れ!」と言ってしまった。

実際には清潔保持の為に汚れた下着を交換しにきてくれているのだけれど、そう説明されても理解することができない状態。


自分だったら…?
「そうですよね、嫌ですよね。大丈夫ですよ。心配しなくていいですよ」と穏やかに言ってもらえるのが、いちばん心が落ち着くんじゃないのかなぁ。

そういう風に想像して、その通りの対応をしてみます。



それがうまくいっても、いかなくても、そういう考え方をすると、「今わたしは将来の自分へ投資している。自分の為にやっている」という気持ちになります。

そうすると不思議と嫌な気持ちが残らず、自然と自分の中で強い言葉を消化できるようになってきました。


実際に、介護の仕事というのは決して他人事ではなくて、今の介護士の考え方ややり方が将来の自分に還ってくるのだと思っています。


一見、自分ひとりで我慢しているのと変わらないと思われるかもしれませんが、この考え方を初めてから誰にも愚痴をもらさなくてもすごく楽になったし、利用者さんへかける言葉や対応の幅が広がりました。


今同じようなことで悩んでいたり、苦しんでいる介護士さんがいたら、いちどこの方法も試してみてくださいね。

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コメント

  1. yoshimi より:

    読んでいて共感することばかりです。
    私も、結局は自分がどうされたいか?と考えて、その通りに対応する事が、モヤモヤの原因に効くような気がします。我ながら、素晴らしい才能を持ってるんじゃないか?と思えるくらい優しく対応出来たりして、「理不尽上等!」と思える時もあります。いつも出来るわけじゃないので(気持ちの調子によるのかも?)今日はダメだ、、と言う時は、打ちひしがれますが笑 
    愚痴を言うのは対症療法のようなもので、モヤモヤが溜まる一方ですもんね。
    病気だから、と言うことはわかっていても、一対一で言われる理不尽な言葉を軽く受け流せる人見たこと無いです。患者さんにですら、そう思うのに、もしそれが身内だったらと思うと、、、
    私よりももっと切実に悩んでいる人は沢山いるのだろうと思います。

    私も浅間温泉に住んで、看護師をやっている者です。いつも楽しく拝見させて頂いています❤︎

    • Choco(ちょこ) ちょこ より:

      yoshimi様
      コメントありがとうございます。

      本当に、お身内の介護や看病ほど大変なものはないだろうと思います。
      良い仕事のためには元気でいることがいちばんだと思いますが、忙しいとなかなか難しいことですよね。
      私もメンタル弱いのでたびたびパンチを食らってしまいます笑
      まだまだ未熟ですが、こんな投稿でも読んで、少しでも楽に、楽しく介護の仕事をしてくれる人が増えてくれると嬉しいという気持ちで書いています。

      浅間温泉とは、どこかでお会いしているかもしれませんね。
      迷走ばかりしているブログですが、読んでいただけているなんて本当にありがたいことです。
      今後とも、よろしくお願いいたします。

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