こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。
松本で年明け最初のイベントといえば、あめ市。
江戸時代を起源とすると言われている、松本では伝統的な行事です。
あめ市の名の通り、様々な飴屋さんが並ぶ他、ダルマを売る屋台も多く並びます。
その年1年願掛けをするダルマを、このあめ市で買い求めるのが恒例という人も少なくありません。
令和5年あめ市、歩行者天国の日程、松本だるまの選び方などについてご紹介します。
筆者:Choco(ちょこ)
都会から松本に移住して8年。
介護福祉士として働きながらシェアハウスで5年間を過ごす。
田舎の日常をまったり発信。
令和5年あめ市の日程
令和5年 1月7日(土)、8日(日)
10:00~14:00(天候によって変わる場合あり)
歩行者天国日程・イベント
1月8日(日)10:30~15:30は大名町通りを中心に中町通りなどが歩行者天国になり、時代行列や太鼓、演舞などのイベントが催されます。
タイムスケジュールは松本市HPをご覧ください。
全国あめ博覧会・即売会
中町通りにある中町蔵シック館では、1月7,8日ともに10:30~16:00まで、全国のあめが集まる「全国あめ博覧会」が催される予定です。
その他にも、あちこちで色々なイベントが開催されますので、ぜひお出かけくださいね。
松本の老舗あめ屋さん
じつはあめは、松本のお土産として取り上げられるべきもののひとつ。
昔ながらの製法で作られた、お米の優しい甘さの素朴なお菓子です。
お土産屋さんにも並んでいるので、ご旅行の際はぜひご賞味ください。
■山屋御飴所
松本市街地から最も近いあめ屋さんは、「山屋御飴所」。
人気の板あめはピーナッツの香りとぽりぽりした食感でつい食べ過ぎてしまう美味しさ。
伝統的な素朴な商品はもちろん、チョコレートや果物を合わせた新しい商品も開発されています。
風情あるお店の佇まいも、ぜひ一度は訪れて欲しいポイントです。
■新橋屋飴店
新ばし飴といえば松本で聞いたことはない人はいないというくらい、有名なあめを作っているのが、「新橋屋飴店」。
絵本の中で見たような夢が詰まった「たぐり飴」は一度は手に取ってみたいもの。
あめ市のための限定商品「福あめ」は縁起物としてぜひgetしたいあめですね。
ひげが可愛い松本ダルマ
松本には、「松本ダルマ」という独特なお顔のダルマがあります。
ほっぺの髭が、ふさふさしていてまんまるい形をしています。
愛嬌のある顔で、この時期にしか手に入れることができない貴重なだるま。
作っているのは、松本市里山辺にある「布野恵だるま店」という会社で、ある時期になると大量のだるまが並んでいるのが垣間見えるのだとか。
創業明治28年で、今でもひとつひとつ手作りでだるまを作っています。
ご利益ありそう!
松本式 だるまの目入れ方法
だるまの目は、願をかけるときに片方(右目)を描き入れて、願いが叶うと反対側(左目)にも目を入れるというのが一般的な方法。
長野県松本のあたりでは独特のやり方があります。
願をかける時に右目に目を描き入れるのは同様ですが、左目は空けておかずに「叶」の文字を描いておきます。1年経ったら、左目の「叶」の文字を丸く塗って目入れをする、というのが松本のやり方。
(わたしが住んでいたシェアハウスでは左目を描き入れる時に「叶」の上からさらにたくさん「叶」の文字を描いて目を作っていましたが、そのやり方がどこから伝わったかはまだ確認できていません)
ちなみに、願いが叶わなくても、1年経ったら区切りとして目を入れて、また新しいだるまに願かけをするのが一般的なようです。
年始に新しいだるまをお招きして、1年間という家が多いのではないでしょうか。
だるまのサイズの選び方
だるまを選ぶときは前の年より大きいものを、というのがよく言われますが、その限りではありません。
これから商売を盛り上げたい場合は同様に少しづつ大きいものにしていく、という方法がいいようですが、だるまには魔除けの意味もあるので、よくないことが降りかかったときには大きいだるまを選び、その後だんだん小さくしていく、という選び方をすることもできます。
だるまはサイズが大きくなるほど魔除けの効力が強くなるそうですし、色によってもご利益に違いがあります。
そのときの自分が願う状態に合わせて、だるまを選びましょう。
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