こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。
わたしが住む長野県松本市では、春になると八百屋やスーパーに「わさびの花」が並びます。
花わさびと呼ぶこともあるようですね。
これはその名の通り、わさびの茎と花の部分(わさびは根っこ部分)。
このわさびの花、あることをしないと、せっかくのわさび特有のツーンとくる辛さが出ません。
今回は、わさびの花の「いちばん定番のおひたしの作り方とツーンと辛くするポイントをご紹介します。
わさびの花のおひたしの作り方
今回のレシピは、よく行く八百屋のおばあちゃんが初めてわさびの花を買ったときに教えてくれた作り方です。
最初から上手にできたので、我が家では毎年このレシピで作ります。
わさびの花はこんな感じで売られています。
土などはほとんどついていないのでさっと水で洗い流します。
食べやすい大きさにカット。
辛くするポイント1 茹でない
わさびの花は、小松菜やほうれん草など普通の菜っ葉のように茹でてはいけません。
辛みが飛んでしまうから。
わさびの花はざるに入れ、ボウルで受けて、上からお湯を回しかけます。
お湯の温度は沸いて少しおいて冷ましたもの(80度以上あると辛みが飛んでしまうそう)が良いです。
全体にお湯がかかったら、すぐにざるをあげて湯をきって、冷水にとります。
ざっと水をきったら、塩と砂糖を加えます。
我が家では、塩が小1/2、砂糖が小2くらい。お好みで加減してOK。
辛くするポイント2 揉む
塩と砂糖を加えたら、手で揉みこみます。
潰れすぎない程度に、しっかり揉むと繊維が壊れてさらに辛さが増します。
このとき出た汁は捨てずに取っておいてください。
辛くするポイント3 よく冷やす
さっそく食べられるかと思いきや…
この段階で食べると苦くてえぐくて青臭いだけ。
味付けを間違えたかと思いますが、慌てなくても大丈夫。
ここからがいちばん大事なポイントです。
揉みこんだわさびの花を汁ごと一緒に容器に入れ、ラップなどで密閉して冷蔵庫で冷やします。
3時間以上冷やすのが理想。
絶対に省略してはいけない過程です。
さあ3時間後!
よーく冷えたわさびの花は、ラップを外した途端にツーンと辛いわさびの香りがするはず。
あとは、お皿に盛って食べるだけ。
「うっ!」ってなるくらいツーンと辛く出来ていれば上出来です。
冷蔵庫で冷やしたあとは、えぐみが消えて甘味が出てきます。
お醤油などをかけなくても、このままで十分美味しくいただけます。
短い間だけの季節の味。
ぜひ美味しく味わってみてください。
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