2023/5/18
こんにちは。
オチャノマ文具店のChocoです。
松本に移住して知った美しいもの。
水が入ったばかりの田んぼ。
筆者:Choco(ちょこ)
都会から松本に移住して8年。
介護福祉士として働きながらシェアハウスで5年間を過ごす。
田舎の日常をまったり発信。
水が入った田んぼの美しさ
すっかりどこの田んぼにも水が入りましたね。
この季節が毎年待ち遠しくて。
カラカラに乾いていた田んぼに、ひとつ、またひとつと水が入って。
まだ何も植えられない田んぼは空を映す鏡になります。
お天気の良い日はいつもより世界が広く見えます。
本当に美しい。
松本では、農業の合間に食べる煮物やおにぎり、漬物などのおやつを、「おこびれ」や「おこびり」と呼ぶんだそうです。
朝早くから働いて、田んぼの畔で食べるおやつ。
そんな風景に思いを馳せながら、水の入った田んぼを眺める幸せが、松本の日常にはあります。
長野県のお茶うけ文化
こんな風に、田んぼの畔で休憩するところから始まったのでしょうか。
長野県には人が集まるとお茶をする文化があります。
面白いのは、お茶うけがお菓子などの甘いものだけではないところ。
自家製の漬物に、煮豆、酢の物、おひたし…煮物が出てきたときは驚きました。
おかずになるようなものも、長野県ではお茶うけになります。
甘いのとしょっぱいので、お喋りしながら意外とパクパクと食べられるから不思議です。
数年前に友人にもらった本がすごく好きなので紹介します。
■「信州おばあちゃんのおいしいお茶うけ」大平一枝著
長野県のおばあちゃんたちがお茶うけに作る、普通のレシピ本には載っていないちょっとした、でも秘伝のレシピがたっぷり詰まった本。
レシピの合間には、おばあちゃんたちが集まって「お茶」をする姿や、長野県ならではな小話も登場して、なんともいえない良い雰囲気。
この本を開くと台所に立ちたくなってしまいます。
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