信州松本冬至の郷土食「かぼちゃだんご」 残ったゆずの活用法・保存方法も紹介

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こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。

ようやっと、冬至ですね。
今日はこの時期にしては気温が高く過ごしやすい朝でしたが、午後からだんだん気温が下がり冬らしい冷たさに。


移住してくる前、
大阪では冬至といえばかぼちゃの煮物とゆず風呂くらいでしたが、松本では「かぼちゃだんご」という郷土料理を食べる習慣があります。

今年はそんなかぼちゃ団子の作り方と、冬至に使ったゆずの残りの活用法をご紹介します。

筆者:ちょこ
大阪出身。長野県に移住して6年半が経過。オチャノマ文具店を営む。
浅間温泉のシェアハウスで5年間を過ごした後、現地で嫁入り。
訪問介護ヘルパーとして働く介護福祉士でもある。

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かぼちゃだんごとは

だんご」っていうと、串にささったものや、丸いお饅頭みたいのを想像されるかと思いますが、これはちょっと違います。

簡単にいうと、
ぜんざいにかぼちゃと小麦粉で作っただんごが入ったもの。

いとこ煮にも似ていますね。

シンプルな材料で、簡単にできる冬の温かいおやつです。

かぼちゃだんご作り方

まず、鍋にゆでたあずきと水、砂糖、塩少々を入れます。
砂糖の量はお好みで加減してください。

あずき系のおやつには、塩をすこーし入れると甘さが引き立って美味しい。

ゆであずきの缶詰やパックを使うと簡単です。

今回はカルディで入手してあった、安定の「もへじ」のゆであずきを。

もへじ製品は基本的に全部美味しい

次に、小麦粉に少し水を入れて練っておいて「だんご」の生地を作ります。

今回は地粉(松本で売られている大袋で超安い中力粉)が余っていたのでこれで作りました。

つるっとした食感が好きなので、すいとん粉を使うというお家もあります。
何の粉を使うかは、各家庭によっていろいろだそう。

鍋の中の砂糖が溶けたら、ここにだんごの生地をスプーンですくって投入。

さらに、蒸すか茹でておいたかぼちゃも投入。

温まったら完成。
簡単です。

だんごの正体はこれでした。

地粉で作ったので、もちもちとした食感。

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残ったゆずの活用法

かぼちゃ団子では使われないのですが、我が家では大阪時代からの習慣で、普通のかぼちゃの煮物も作ります。

冬至バージョンは、特別にゆずの皮を刻んでのせます。
少しですが、ゆずの良い香りがふんわり口の中に広がります。

ゆずの皮はほんの少しだけでいいので、残ったものは冷凍保存してお正月に活用します。

ゆずの皮を使うときは、国産のものでも、一応さっと熱湯をかけておきます。

皮は包丁で薄く削いでいきます。

白いところが入ると苦くなるので、できるだけ外側だけを。
千切りにします。

本体はも捨てずにラップを巻きます。
千切りにした皮も小分けにしてラップを。
このままジップロックに入れて冷凍保存します。

ゆずは、冷凍しても結構しっかり香りが残ってくれます。
我が家ではこれをお正月のおせち料理に使います。

本体は解凍して、果汁をなますや手綱こんにゃくの煮物に。皮も彩りに使います。
煮物や焼き物に添えても綺麗です。

凍みる寒さに沁みる甘さ

松本の冬は、空気がカラッカラに乾燥して身が切れるような冷たさになります。
これをこちらの言葉では「凍みる」といいます。

体感すると確かに、「凍みる」としか表現のできない寒さです。
氷点下の乾燥した気温は、大阪では感じたことのない気候です。

こんな寒い日、
かぼちゃだんごの甘くて温かいおやつは本当に美味しいのです。

もくもくと湯気を立ちのぼらせるかぼちゃだんごを寒い部屋で食べるのも、この季節の楽しみのうち。

ちなみに、縦に長い信州。
北の方の北信出身の方は、かぼちゃだんごを食べる習慣がないとのことでした。

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