こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。
昨夜は冷え込みが強く、夜中まで雪が降りました。
朝起きてみると浅く積もった雪。
さあ、
信州の訪問介護ヘルパーは、家を出るところからがお仕事です。

冬の朝は車を溶かすところから始まる
冬の朝、車の窓はガッチガチに凍っています。
今朝は夜中のうちに薄く雪が積もって、それがそのまま凍って大変やっかいなことになっていました。

朝方の気温が氷点下になると、霜柱が立って、地面を踏むとしゃりしゃりと良い音がします。
そういう時期になると、いつもより少し早く家を出て、
まず車のエンジンをかけてとにかく暖房を全開にします。
車の窓全部が凍って何も見えないので、窓を溶かさなきゃいけないからです。
暖房は全て窓にあてるようにして、後ろの窓の電熱線も温めます。
10分くらいするとだんだんと窓も溶けてきます。
車の中で暖房の風が温かくなるのを待っていたら凍えてしまうので、普通はエンジンをかけてしばらく放置しながら家の中で出かける支度をします。

絶対必須の三種の神器
とはいえ、朝は忙しいもの。
時間がなくて急いで窓を解凍しないといけないときに役に立つのが、
三種の神器①のこれ

薄い氷なら(シモ)と書いてある面でガリガリとやれば、手が超かじかむけど手動で氷を削っていくことができます。
社用車を使うことも多いヘルパーの定番アイテムです。
寒いけど感動的に便利。
今朝の雪混じりの氷は(シモ)では削れず、(氷)の部分で削りました。
ものすごく大変でした…。

最近の松本はあまり雪が積もらなくなりましたが、
ある程度降った朝に活躍するのが、
三種の神器②のこれ

窓や屋根の上に乗った雪を全部落とします。
するするときれいに落ちていくのでけっこう気持良い作業です。寒いですけど。
屋根の上の雪もしっかり落としておかないと、
運転中にフロントガラスに雪が落ちてきて前が見えなくなって大変危険です。
そして、雪国の人でなくても存在くらいは知っている
三種の神器③のこれ

ただのスコップではなく、雪かき用に使いやすくなっている専用のもの。
プラスチックのものは劣化もしますが軽くて使いやすい。
車の周りや家の前の通り道の雪をきれいにかきます。
中途半端に残すと、それがまた凍ってかえって危険なのでしっかりかきます。
日陰などで、降った雪がひと冬中溶けないでいることがよくあります。
松本ではこれを「根雪(ねゆき)」と呼びます。
どんどんがちがちのつるんつるんになるので、危なくてやっかいです。
春先に降る水分を多く含んだべちゃ雪は、ものすごく重くて体がばっきばきになりますが、
それでもこれをやらないと家から出かけることすらできないのでやります。
三種の神器は車に載せておくのが基本です。
三種の神器はホームセンターならどこでも手に入れることができます。

雪かきの音で目覚める松本の朝
雪の朝は、
ざりっざりっ
という近所中の雪かきの音で目が覚めます。
お休みの日であっても、ご近所が雪かきを始めたら慌てて自分の家もやります。
これは松本の暗黙のマナーのよう。
国道など大きな道は除雪車が雪をかいてくれますが、狭い道や歩道はかいてくれません。
住宅地などの道は、各家がきちんと片付けることで初めてきちんと機能します。
だから大変だけど、みんな朝から頑張って家の周りや道の雪かきをします。
高齢の方は雪かきなんてとてもできない(ヘルパーとしては何としてもやってほしくない)ので、近所の方がその分かいてくれたりします。
大阪にいた頃はマンション住まいであまり感じたことがなかったけど、ご近所付き合いとか町会のお仕事とか雪かきとか…こういう各自の努力が地域を回しているんですね。

ようやくお仕事スタート
ここまでの作業だけでひと仕事した感じがしますが、まだ家を出れたというだけです。
これでようやくヘルパーのお仕事開始です。
路面が凍って危険なので、スピードを出さず、車がスリップしないように安全運転で出かけましょう。
ちなみにですが、雪かきは介護保険適用外です。
訪問介護をご利用の方で道やお庭の雪かきをお願いしたい場合は、有償となりますのでよろしくお願いいたしますね。
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