元天文研究会員が教える2022年のふたご座流星群の見頃、流れ星の探し方

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2022/11/8 更新


こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。

12月14日は三大流星群のひとつ、ふたご座流星群の日ですね。


今回は学生の頃天文研究会に所属していたわたしが、2022年ふたご座流星群が見やすい時間と星空観察の楽しみ方をご紹介します。

筆者 ちょこ:
オチャノマ文具店ブログを運営するかたわら、現役の訪問介護ヘルパーとして働く介護福祉士。
涼しいところに住みたくて、大阪から松本に移住。
学生時代、授業そっちのけで連日連夜天体観測に繰り出していた(ちゃんと卒業しました)。

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2022年ふたご座流星群の見頃は13、14日の夜~明け方

国立天文台の情報によると、2022年のふたご座流星群の予想極大は12月14日22時頃とちょうど良い時間♪

ただし、今年は22時頃から下弦前の明るい月が上り始めるので、月明かりの影響を受けます。
月が高く上る前の21時~0時くらいに観察するのがおすすめとのこと!

ふたご座流星群は活動時間が長いので、13日夜から明け方まで、14日夜から明け方までと2夜続けていつもより多くの流れ星を観察するチャンスです。


参考HP:国立天文台公式HP
参考文献:月のこよみ2022 監修:相馬充 イラスト:花松あゆみ 誠文堂新光社

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流れ星の探し方

流星群を見るなら、できるだけ暗いところがおすすめです。
広くて安全な駐車場や公園の、街灯がないところを探しておきましょう。

駐車禁止だったり、迷惑になるような場所では観察しないようにしましょう。


ふたご座流星群というと、ふたご座のあたりで流れ星が流れると思うかもしれませんが、
じつは流れ星は空全体で見ることができます。


焦点を合わせず、ぼんやりと空全体を眺めるようにすると、流れ星を見つけやすいです。

ふたご座流星群の日は流れ星が普段よりもかなり多く流れます。
おしゃべりしながらのんびり待ちましょう。

冬の空は1等星がたくさん上がっている豪華な夜空です。
有名なオリオン座やふたご座も、冬の空で明るく輝いています。

流れ星を待ちながら、星座探しをしてみてください。

学生の頃のふたご座流星群の夜に撮ったワシ座のアルタイル。…だったはずだけど、沈みかけているところを撮ったのかしら?

2008年のふたご座流星群のときは、ぼけっと座っているだけで流れ星や火球(燃える大きな流れ星)が一晩で100個以上見えました。

冬の天体観測は超防寒しましょう

秋~冬の星空観察は、とにかく寒い!

じっと流れ星を待ったり、写真を撮るために金属の機材を触ったりしているうちに、
恐ろしく体が冷えてきます。
これはちょっと普通の冷え方とは違います。

流れ星を見るには根気が肝心ですから、とにかく長く待てるように防寒は必須です。

私が学生時代に冬の天体観測に行くときは、家から布団や寝袋を持参していました。
手首、足首、首を温めるアイテムも大切です。
持てるだけの防寒具を持参しましょう。

星空観察の楽しみは、星を見るばかりではありません。
アウトドア用のコンロを持参してラーメンを作ったり、保温瓶にお湯を持参してコーヒーを淹れたり。

コンビニのおでんも最高です。

観測しながらいただく温かいものって何であんなに美味しいんでしょうか。
冷え切った体に沁みます。

コロナ対策をしつつ、楽しみましょう。

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マナーを守って

星空観察の際にとっても注意していただきたいことがあります。

それは、星の写真(天体写真)を撮っている人がいたら、絶対にカメラ、また被写体にライトなどの明かりを向けないこと。

星の写真を撮るには、長い時間シャッターを開けっぱなしにして光を取り込む必要があります。
一枚の写真を撮るために30分~40分くらいかかったりします。

そこに明るい光が入ると、真っ白な何も映らない写真になって一瞬で台無しになってしまいます。
これはけっこう落ち込みます。

流星群の日は特に、本気で写真撮影に来ている人も少なくはないのでお互い気持ちよく楽しめるようにマナーを守りましょう。

これは40分くらいかけた写真だったはず。あまり上手じゃないけど、中央下にオリオン座が写っています。

車のライトにも気をつけましょう。

赤いライトは影響しにくいので、細かい作業のために懐中電灯に赤いセロファンを貼って準備しておくと便利です。

さいごに、安全に楽しい星空観察を

わざわざ書くことでもないですが…
夜中の楽しみになりますから、トラブルや事故に巻き込まれないよう注意して星空観察を楽しんでくださいね。

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