こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。
わたしの郷里、大阪にはもみじの天ぷらなる食べ物があります。
その名の通り、もみじの葉っぱの天ぷらです。
大阪では、松本よりもずいぶん早く紅葉が見られます。
この頃にだけ食べられる大阪のソウルフード、もみじの天ぷらについて今回はご紹介。

もみじの名所箕面
箕面(みのお)は、大阪駅から阪急電車に乗り、途中乗り換えて揺られたところにはあります。
大阪に住む人なら、「箕面温泉スパーガーデン♪」というCMはおなじみです。
たいがいの人はいちばんメインの整備されたルートで滝を目指します。
今ではすっかり見かけなくなりましたが、わたしが子供の頃は滝へ近づくほど猿との遭遇率が高く、遠足中にお弁当を取られた~なんて話をよく聞きました。
滝までの道中も見事な紅葉の木がたくさんあって、なだらかな坂道を家族で話ながら紅葉狩りを楽しめるスポットです。
ちなみに、わたしの箕面おすすめのまわり方
小さい子供やお年寄りが多い箕面の観光客は夕方には帰っていくので、上り始めは午後2時か3時頃。
脇にいくつか軽いハイキングルートがあるので、そこをのんびり歩いていくと人が少ない。
滝からの帰り道もその頃にはみんなあらかた帰っているのでゆっくり紅葉狩りが楽しめます。
暗くなると怖いのでその間の微妙な時間を狙う。
珍スポット蝶が放し飼い昆虫博物館
駅と滝の中間地点くらいのところに、突如現れる昆虫博物館。
ここはわたしのお気に入りスポット。
建物の中は温室のようになっていて、さまざまな植物が鬱蒼と茂って、蝶が放し飼いになっています。
人慣れするのか、肩に蝶がとまったりします。
色んな昆虫のおもしろおかしい解説も。
虫嫌いの母は半狂乱になっていましたが、珍しい蝶を間近で見られる珍しいところでおすすめです。
店先でもみじを揚げる風景
道の両側に並ぶお土産屋さんには、昔ながらの木の笛や杖、おまんじゅうなんかと一緒に「もみじの天ぷら」が売られています。
どこのお店も店先でもみじの天ぷらを揚げていて、いーい匂い。
昔から変わらない雰囲気で、ここへ行くとすごく懐かしい気持ちになるから大好きな場所。

もみじの天ぷらは200g300円、とか、300g400円、みたいなどちらが安いのかよくわからないお値段で売られていて、なんとなく少しでも安いところ、美味しそうなところを探すのも醍醐味。
(どこで買ってもだいたい同じで全部美味しい)
わたしは入口の方が少しお値段が高い(と思っている)ので、少し上の方で買います。
3年前に最後に行ったときは、「七味味」とか「ゆず味」など新しいバリエーションができていました。

やめられないとまらないヘビーな味
で、これが美味いのかどうかというと、
美味い。
懐かし味とかじゃなくて、ほんとに美味い。
葉っぱの味がするかどうかはさておいて、衣の香ばしさとほんのりとした甘さがあとをひいて、ついつい手が伸びる…
気が付いたら一袋あっという間に食べきってしまうので超危ないです。

かりんとうみたいなことですね。
今年は帰省できない代わりに、実家からどこで仕入れたのかおしゃれなパッケージのもみ天が送られてきました。

ちゃんと葉っぱが入っています。

すぐなくなる…
多分おおむね小麦粉と油でできている食べ物なので、年に一回食べるくらいがちょうどいいソウルフードです…。
箕面に行く機会があれば騙されたと思ってぜひお試しあれ。
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