こんにちは。
オチャノマ文具店のちょこです。
毎年6月下旬頃になると、杏農家の知人からたっぷり杏をお取り寄せして、シロップ漬けとジャムを作ります。
生食でも美味しいけれど、本格的な夏を前に、シロップ漬けを作っておくと暑い日の最高のおやつになります。
ヨーグルトに入れてもいいし、炭酸を注いで栄養たっぷりのジュースにも。
杏の加工は、梅よりずっと簡単で楽ちん。
わたしのようなズボラでも毎年たっぷり作りたくなるくらい。
今回は、お馴染み「おばあちゃんのレシピ」より、そんな超簡単な杏のシロップ漬けの作り方を紹介します。
おばあちゃんのレシピとは、
ちょこがヘルパーのお仕事先で利用者さんに教えてもらったレシピ。
80代や90代の利用者さんの、長年作り続けたレシピはどれも絶品。
簡単に作れる工夫や美味しく作るコツが盛り込まれています。

楽チン杏のシロップ漬けのレシピ
用意するもの
・杏
・杏と同量程度の砂糖
・保存容器
①杏を洗って半分に割る
水洗いした杏を半分に割って種を取り除きます。
おしりの線みたいなすじに沿って包丁を入れると、種が取りだしやすい向きで割れます。
割るときに一緒に取れてくれるので、梅のように事前にヘタを取っておく必要はありません。


汚れや傷の部分は取り除いておきましょう。
②シロップを作る
鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、弱火~中火でとろっとするくらいまで煮詰めてシロップを作ります。
砂糖の量は最低でも杏と同量、酸味が苦手な人はもう少し多めに入れるのがおすすめ。
水は鍋が焦げない程度に必要です。多すぎると煮詰めるのが大変。

焦げないようにかき混ぜながら溶かします。
沸騰すると泡立って吹きこぼれるのでご注意ください。
出来上がったら火からおろして置いておきます。
③杏をさっと煮る
鍋にたっぷりの湯を沸かし、①で割った杏を入れてさらに煮ます。
ぼこぼこ沸騰しすぎると実が崩れるので、ほどほどの火加減で。
最初は鍋の底に沈んでいる杏が少しすると…

水面に浮いてきます。
浮いてきたらすぐに冷水にとります。
杏の実は柔らかいので、煮すぎるとすぐに崩れてしまいます。
あっという間に浮いてくるので、煮始めたら目を離さないこと。

杏の熱ですぐに水が暖まるので、氷を張った水を用意しておくといいです。
冷水に入れた瞬間に、ぱっと鮮やかなオレンジ色に変わります。

ザルに上げて水をきった後、杏を保存容器に移します。

④ ②で作ったシロップを保存容器に注ぐ
杏の上から、容器ひたひたまでシロップを注ぎ入れます。

シロップを作るときは、この量を想定して作りましょう。
杏子と同量の砂糖、と書きましたが、シロップが足りないと思えば砂糖も足して多めに作ると良いです。
数日寝かせて完成です。

杏は熟していない硬いものの方が煮崩れしなくておすすめです。
熟したものだとジャムみたいになってしまうので。
煮梅のときとは違って、生食できる杏はアクが少ないので少し寝かせただけで食べることができます。
長期保存する場合は容器を煮沸消毒し、しっかり脱気してくださいね。
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